コミック194.「陽だまりの樹」第1巻 手塚治虫 小学館文庫
再読です。アニメ版は途中まで見て、挫折した形で終わってますが。
初読の時も、アニメを見たときも、そんなに面白い話とは思ってなくて、時代物だし、退屈。程度に思っていたけれど、「風雲児たち」を読んだ勢いで、時代背景を頭に置いた上で、読み直してみたかったんです。
緒方洪庵の適塾で、村田蔵六の名前が出てきたときは、ちょっと嬉しかったな。他にもいろいろ、知った名前が出てくるわけだし。
江戸に種痘所を開設するために、手塚良仙が悪戦苦闘をしているわけだけれど、差別と偏見の中で、人を説得することの難しさを、実感として受け止められました。つくづく・・・。

- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/05
- メディア: 文庫
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