小説・一般33.「報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪」 上杉隆、烏賀陽弘道 幻冬舎新書
300ページ以上もある、そこそこ分厚い本なのに、結構、あっという間に読めた。対談形式で、話し言葉で書かれているせいか、すごく読みやすい。
とりあえず、マスメディアには「記者クラブ制度」があって、記者クラブに所属している人と、入っていないフリーの記者とは、記者会見ひとつを持っても差別化されていることと、記者クラブが、ろくろく質問もせずに、政府や東電の発表をまるまる写して、記事にしているという実態について書かれているのが印象に残りました。こんなのは報道とは言わない、ただの広報だと、怒っているのがよく伝わります。

報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)
- 作者: 上杉隆,烏賀陽弘道
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/07/28
- メディア: 新書
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