読書6.「機動戦士ガンダムUC」第3巻 赤い彗星 福井晴敏 角川コミックス・エース
バナージがユニコーンと共にネェル・アーガマに収容されてから、出撃して捕らえられ、今度はネオジオンの方に連れて行かれるまで。
順調に面白い。オーソドックスな展開とはいえ、正体を隠したミネバが、連邦の艦の中にいて、読者はそれを知っているけど、登場人物はまだだれも知らないという、どうなることかとハラハラする緊張感がよかった。最終的には彼女の正体もばれるし、故に人質として使われるけど、そう言う状況にバナージが苛立ち、組織の歯車としてしか動かない大人たちに見切りをつけて、自ら動こうとする若さもまた気持ちよかった。結局、その気持ちさえも利用されているだけなんだけど。
目新しいものがない王道の展開と言えばそうなんだけれど、こういう少年少女のドラマは結構好き。素直に面白かったな。これからどうなるか、アニメ版は見ているけど、ほどよく忘れているので、楽しみにしてます。早いうちに続きも読むつもり。もう少し、早く読了したいところだけど、さて。
機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/12
- メディア: コミック
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