星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムUC」第3巻 赤い彗星 福井晴敏

読書6.「機動戦士ガンダムUC」第3巻 赤い彗星 福井晴敏 角川コミックス・エース

バナージがユニコーンと共にネェル・アーガマに収容されてから、出撃して捕らえられ、今度はネオジオンの方に連れて行かれるまで。

順調に面白い。オーソドックスな展開とはいえ、正体を隠したミネバが、連邦の艦の中にいて、読者はそれを知っているけど、登場人物はまだだれも知らないという、どうなることかとハラハラする緊張感がよかった。最終的には彼女の正体もばれるし、故に人質として使われるけど、そう言う状況にバナージが苛立ち、組織の歯車としてしか動かない大人たちに見切りをつけて、自ら動こうとする若さもまた気持ちよかった。結局、その気持ちさえも利用されているだけなんだけど。

目新しいものがない王道の展開と言えばそうなんだけれど、こういう少年少女のドラマは結構好き。素直に面白かったな。これからどうなるか、アニメ版は見ているけど、ほどよく忘れているので、楽しみにしてます。早いうちに続きも読むつもり。もう少し、早く読了したいところだけど、さて。

機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)

機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)