星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

長井龍雪監督 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」

映画3.長井龍雪監督 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 (日本・2013)

テレビ版は全部試聴済みだけれど、基本的には、この劇場版は、テレビ版のファンのための後日談という感じ。テレビ版のエピソードを断片的につなげながら、キャラクター達は、いろんなことを回想し、今の自分の想いを語っていく。

テレビ版を見ずに、いきなり劇場版だけ見に行っても、内容がわかるか? と言う部分に関しては、ちょっと微妙で、回想でいきなり入ってくるその時の状況に対する説明がなかったような気がしたから、やっぱ、テレビ版の内容を既に知っている人向けなんじゃないのかな? と思った。

劇場では、あちこちですすり泣く声が聞こえたし、自分でもちょっと涙する部分があったのは確か。改めて見てみると、これって、本当にきれいなラブストーリーなんだなあ。と思った。

後日談としての収穫は、つることゆきあつが、いつの間にか、すごく仲良くなっていることで、このカップルを応援していた私としては、素直に嬉しい。まあまあまあまあ、微笑ましいほどラブラブじゃん? にやにや笑いが止まりませんよ。

あとぽっぽが首からぶら下げていた袋のフォローが入ったのも収穫だったな。そう言う設定があったのに、テレビ版では描ききれなかったと言うことなんでしょう。

劇場、音楽で盛り上げすぎというか、大音響で響き渡る、テレビ版のED。♪君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望、忘れない。10年後の8月また出会えるのを信じて、最高の想い出を〜。

これだけの大音響で、この歌を聴けたのも、なかなか収穫。泣かせますね。

彼らはずっと、夏が来るたびに、そうやって集い、いなくなってしまった少女を忘れない。そう言う友情がいいなあ。と思った。

あの花」ファンなら、行ってもいいんじゃないかと思います。劇場まで。いいものを見せてもらいました。

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