コミック32.「風雲児たち 幕末編」第19巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
橋本左内は開国派だったし、井伊直弼だって開国派なのに、なんで、橋本左内が殺されなきゃいけないの?? という感じがしたんだけど、要するに、井伊直弼にとっては、一橋派が問題で、古い時代の強い徳川家に戻したい井伊直弼にとっては、外様雄藩が連合を組んで、一橋慶喜を中心とした政治体制を作ろうとする一橋派は、幕府の敵と言うことになる。
尊皇攘夷を掲げる水戸藩なんか、直弼は大嫌いなわけで、一橋慶喜は、水戸家の斉昭の息子だしね。
橋本左内は、開国派だったし、そのためには、あちこちに開国の必要性を説いて回って、外様と親藩の枠を超えて、日本を一つにまとめなきゃいけないとばかりに活動していた。
井伊直弼も開国派なんだけれど、外様に発言権を持たせるのはもってのほか。と言う考えで、外国が来たとたんに、幕府を軽んじる連中が現れるのは許せない。という感じか。
そのためには、見せしめとして、誰かを犠牲にしなきゃいけない。そんな感じで、橋本左内は大獄の犠牲になりました・・・ということだね。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2011/07/27
- メディア: コミック
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