星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「魔性の子」 小野不由美

読書12.「魔性の子」 小野不由美 新潮文庫

いい加減、「十二国記」の続きを読もうと思って、この際、最初から読み直すことにしました。で、30年ぶりに「魔性の子」を再読。前に持っていた本は処分してしまったので、新装版を買いなおして、読んだけど、特に違和感はなかったかな? 私が記憶していたシーンは、大体、そのままだったし。やっぱり、海辺でのラストは秀逸。感動します。

昔よりも、今の方が、人間の醜さが見えて、この作品が持っている切なさが伝わったような気がする。私も人間なので、向こう側には行けないと、なんとなくわかってしまったので。