星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「四畳半神話大系」 森見登美彦

読書10.「四畳半神話大系」 森見登美彦 角川文庫

テレビアニメ版は全話視聴済みです。アニメを見たときに原作も買ってきたんだけれど、今まで読み損ねてました。今更ではあるけど、先日、「夜は短し歩けよ乙女」をアニメを見て、原作を読んだついでに、勢いでこちらも読書してみた。

比較してみて、やっぱ「夜は短し」よりもこちらの方が面白いと思った。アニメを見て、オチを知っているせいもあるかと思うけど、最近多いパラレルワールドネタの作品として、よく出来ていると思います。

もしもあの時、別の選択肢を選んでいたら? という仮定で始まる4つの物語。どの道に進んでも、運命はさほど変わらないというのが、逆に、妙な安心感があって良いね。更に悪い方向に進むわけでもなく、更に良い方に進むわけでもなく、結局は同じ。やり直しても同じなら、今の日常をもっと大切にしろってことで、