星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ヤング ブラック・ジャック」第7話

第7話「苦痛なき革命 その1」

原作は読んでいるはずなんだけれど、物語の展開はすっかり忘れていて、この男性キャラが無痛症なのは覚えていたんだけれど、結局、なんでそうなったんだっけ? そして、どうなったんだっけ? という部分はすっかり忘れていて、教えてもらうには、次回を待たなければなりません。

ただ、この患者を間くんが手術するんだとしたら、よほどの理由付けが必要じゃないか? という気がする。医学生が手術をしちゃいけないという大原則があるわけだし。興味本位で調べるのまではいいけど、それ以上は治療に関わっちゃいけないんじゃないかと思ってしまう。

そのへんをどうしたのか、どうだったのかが覚えていなくて、なんだかもやもやするから、早いうちに続きを見ないとなあ。と思ってます。

ジョン・ファヴロー監督 「アイアンマン2」

映画18.ジョン・ファヴロー監督 「アイアンマン2」 (アメリカ・2010)

ノーラン版の「バットマン」3部作を見終えたので、久しぶりに「アベンジャーズ」の方に戻ってきました。トニー・スタークの明るい軽いノリが懐かしい。ある意味、「バットマン」と同じテーマを明るく描いているという感じがする。「バットマン」の方が、暗くて、重たいし、結構、厳しい内容なんだけど。

「アイアンマン」もよくよく見れば、結構、手厳しい内容なんだけれど、「バットマン」よりは、軽く見れるからね。私的には、そのほうが助かるかな? 内容が、重すぎると、見ていてきつい。

これだって、最強の兵器を作ってしまえば、結局は、それを量産しようとする勢力が現れるし、悪人に奪われた場合、どうなるのか? という話だ。

誰にも渡すことができない技術だから、自分ひとりで抱え込み、結局はそれを持て余してしまうという。難しいね。

でも、この作品を見ていると、なんだか科学者ってすごいなあ。という気分にはなってくる。本当にそこまで一人でできるのかはともかく。コンピューターをさらさらと使いこなしている姿は、やっぱり素直にかっこいいです。

ラストで、物語は、「マイティ・ソー」へとリンクしてきたから、この先は宇宙のエネルギーを巡って動くみたいだし、トニーはどうするのか、これからの展開を楽しみにしてます。いよいよ、次は、「アベンジャーズ」に行きます。

「ヤング ブラック・ジャック」第6話

第6話「ベトナムにて その3」

ベトナム編、完結。きれいに終わったし、いい話だったと思う。

そういえば、私は原作を読んだときでさえ、この彼がドクター・キリコだって、最初から知っていたわけなんだけれど、物語的には、オチの部分で初めて明かされるという仕掛けだったのか。と、今更気づいた。

キリコがロケットの中に妹と父親の写真を入れていたりするから、ああ、なるほどと。「ブラック・ジャック」のファンだと、ここでニンマリすることになるのか、と、わかった。

そうでないと、髪が短いキリコなんて、想像もつかないというか、、まさかこの彼がドクター・キリコだなんて、普通は思いもしないだろうと。なんで、彼だけ原作に似せていないのかと、ようやく気づいた。そういう引掛けだったのね。と思う。

私はなんだか、最初から夫に聞かされてて(彼はアニメ版だけリアルテイムで視聴していた)、ベトナム編ではドクター・キリコが正義感の強い軍医として出てくるんだと聞いちゃったから、「あ、そう?」と思っただけというか、びっくりも引っ掛けも、何も考えずにスルーしちゃったんだが、今にして思えば、ネタバレを思い切り聞かされていたんだってことなんだねえ。

湯浅政明監督 「夜は短し歩けよ乙女」

映画17.湯浅政明監督 「夜は短し歩けよ乙女」 (日本・2017)

原作小説は未読。湯浅監督の「四畳半神話大系」のアニメ版だけ視聴済み。

予告を見た限り、女性に告白もできない気弱な男の子が、彼女のために頑張る話なのかな? などと思っていたが、見てみたら、全然違った。恋愛ものの要素はあるようなないような? って感じだし、どんどんマイペースで歩いていっちゃう女の子の話だった。そんな女の子に、ついていくだけで男は大変だよ、というぼやきの物語と言うか、そんな感じ?

マイペースでどんどん進んでいってしまう彼女の一夜の冒険? を、アニメの力をフルに使って、ぐにゃぐにゃと動く独特の作画で見せてくれて、非常に素晴らしい。アニメファンなら、見ておかないと! という必須の作品だと思いました。

個人的には、日本のアニメでは珍しくミュージカルっぽい要素を取り込んだところが気に入ったかな? 特に神谷浩史の女声での歌のシーンがよかった。珍しいものを聞いたというか、こんな演技もできるんだ? へ~、と感心した。

非常に独特で面白い作品なので、見ておかないともったいないよ。という宣伝だけはこっそりと書いておこう。と。

「ヤング ブラック・ジャック」第5話

第5話「ベトナムにて その2」

ドクター・キリコ、初登場。やっぱ、かっこいいわ~。とてもキリコには見えないわ。医者としての使命感に燃えている戦場の軍医って設定が実に美味しい。

アニメを見て、改めて気づいたこととしては、BJ先生がキリコからそのやり方や技術を学んだ。という側面もあるんだなってことで、この世界だと、キリコのほうが年上で先輩だという事実。軍医としての知識も経験もキリコのほうが持ってて、それに比べると、BJ先生は単に医学生だし、まだまだひよっこなのね。その設定がいいなあ。と思った。

なんだか手術の後、二人でお酒飲んで仲良くなっているしね。

あと、藪先生もからめて、いろいろ男たちの世界を構築中。良いですね。

「海街diary」第8巻 恋と巡礼 吉田秋生

コミック6.「海街diary」第8巻 恋と巡礼 吉田秋生 小学館fsコミックス

結婚祝いに鮭ととうもろこしを送ってきたら、それって、そんなに悪いことなんだろうか? と、ちょっと考えてしまった私も、普通の人の感覚とはちょっとずれているのかもしれないな。と思った。

あと、お義父さんを送った経験から言わせてもらえれば、緩和ケア病棟というのは、この漫画に描かれているほど理想的な場所ではなく、体のいい安楽死の場所なんだな、と思っている。「緩和ケア病棟に入ったら、すぐに死んじゃうから!!」と奥さんが反対したと言うが(そう言った奥さんを無知なバカ女として漫画では描いているけど)、実際に、緩和ケア病棟に入ったら、本当にすぐに死にます。きっかり3週間で亡くなるように、まるで計算されていたかのようでした。ただ、望んだのは本人です。それだけ痛みが酷かったということでしょう。

緩和ケア病棟というのは、そういう場所です。私はそう思ってます。

たぶん、この漫画家からすると、もしくは、この漫画に描かれている長女みたいな人間からすると、私はかなりの変人で、一般常識も何もわかってない無知なバカ女という扱いになるんだろうけど、「そういう人って嫌よねえ」と悪口ばかりの会話をしている女たちのほうが、私は嫌いで、そういう一般常識を持った普通の人々の物語として、読まなきゃいけないこの漫画は、やっぱりちょっと苦手だな、と思います。

クリストファー・ノーラン監督 「ダークナイト ライジング」

映画16.クリストファー・ノーラン監督 「ダークナイト ライジング」 (アメリカ・2012)

バットマン」3部作、これにて完結。こうして通しで見ると、物語がきれいにつながっているのがよく分かる。

核の平和利用はありうるのか? というテーマを見せてきたようで、ここまで露骨に、悪人の手に渡ったらどうなるのか? というのを見せられてしまうと、そんなものはないほうがいいよね。消し去るべきだよね。という気分になってきた。使うものの心次第というレベルの話じゃない。

そういう意味で、ブルースが、最終的にバットマンをやることをやめてしまった気持ちがよく分かる。

あと、非常時にいかに警察が役に立つか、頑張っているかがよく見えた。そして、「法が枷になることもある」という話も頷ける。

キャラクター的には、キャットウーマンのお姉さんが、えらいかっこよかった。女の武器を利用するだけ利用して、したたかに相手を出し抜いていく。これはすごい。と思ったことをちょっと書いておこう。