星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

鍋島修監督「弱虫ペダル SPARE BIKE」

映画4.鍋島修監督「弱虫ペダル SPARE BIKE」(2016・日本)

3本立てだと聞いたので、数時間おきに、別々に見たけど、通しで見て、1本の映画として扱った方がよかったのかな~という気もするし、劇場公開もされたらしいので、映画としてカウントしてみる。

「巻島裕介」編が2本と、その間に「東堂尽八」編が入って、別々の物語が3本。EDの後に、おまけとして、「それいけアラキタくん」という3分ぐらいのショートアニメがついている。

先輩たちの1年生時代、中学生時代の物語として、どれもよかったけど、個人的には、巻島さんの物語で、巻島さんが「金城くん」、金城さんが「巻島くん」って、お互い「くんづけ」で呼んでいるのがなんか萌えた。まだたどたどしいというか、初々しいというか。呼び捨てになる前の二人。みたいな感じ?

東堂さんの物語では、修作くんという幼馴染(?)キャラが出てきたけど、この人、そのあと、どうなったの? というあたりを、微妙に隠して終わってしまったので、気になる。気になる人は、原作を読めという扱いなのかな? アニメ化しないのだろうか?

「ベルサイユのばら」第39、40話

第39話「あの微笑はもう還らない!」

第40話「さようならわが愛しのオスカル」

前言を一部撤回するけど、第38話の時点で、アンドレはまだ死んでなかった。重傷だっただけで、そのあと、いろいろ言いながら、死んでいったので、それなりに感動的な最期でした。

それはオスカルも同様で、はたから見ていて、これって、どう見ても即死だよね?? と思える状況で、まだ生きていて、ぎりぎりまでうわごとを呟きながら、死んでいったので、それはそれで感動的な最期だったと言えるのかもしれない。

でもまあ、普通、あんなふうに撃たれたら、即死だよね。死んでないほうがおかしいよね。死んだと思っても、私のせいじゃないわ。と、言い訳したくなった。

印象に残ったオスカルのセリフは、「あなたの愛に気づけなかったことが、私の最大の罪だ」と言っていたことで、失って、初めてわかるその想い。その気持ちは、切なくて、この作品の最大のテーマだったのだろうと思う。

最終回は、完全に後日談となっていて、革命後に起こった王妃の悲劇が語られるけど、それを聞くにつれ、やっぱり、オスカルが民衆の味方をしたのは、おかしかったんじゃないか? 彼女は、最後までアントワネットの味方であるべきだったんじゃないかと思う。間に挟まれて、つらい立場だったのはわかるんだけど、もう少し、なんとか・・・。という想いが残る。

秋の新番組チェック予定。

10/02(金)26:25 「ハイキュー!! TO THE TOP」:TBS

10/03(土)09:30 「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」:テレビ東京

10/05(月)23:00 「ゴールデンカムイ」(第三期):BS11

 

あくまで録画用のメモです。視聴の予定はまた別で、現時点では「ベルサイユのばら」←「弱虫ペダル SPARE BIKE」←「ハイキュー!!OVA←「逆転裁判~その「真実」異議あり!」←「太陽の牙ダグラム」という感じ。その先は未定。あくまで予定なので、気まぐれに変わります。 積み録がたまっているので、1、2話ずつ地道に消化中。

 

「ベルサイユのばら」第38話

第38話「運命の扉の前で」

なんかこう、アンドレって、オスカルの危機に「あ、危ないっ!」とか叫んで、彼女をかばって、代わりに撃たれそうなイメージがあったんだけど、そうでもなかったので、びっくりした。まあ、それをやるためには、失明してちゃダメでしょ? とも思うんだけど。

こう言っちゃなんだが、意外と間抜けな死に方をしたなあ。と思う。なんかこう、もっと劇的な最期を期待していたんだけど・・・。

あと、オスカルが、突然、民衆側につくと言い出して、それはそれでびっくりだった。そういう展開になると、一応、記憶はしていたんだけど、あまりにも唐突すぎる展開。

「民衆を撃ちたくない」という気持ちはわかるとしても、だからと言って、彼らに味方して、今まで同胞だったフランス軍に銃を向けていいのか? というのもなんか違うような気もする。

なんでそうしたか? と言えば、夫となったアンドレがそれを願うからだ。とか言い始めて、それもなんか違うような気がして、うーん。

「ベルサイユのばら」第37話

第37話「熱き誓いの夜に」

オスカルが最後、死んでしまうというのは覚えていたが、その前の段階で、胸の病であと半年の命・・・と宣告されていたとは知らなかった。どちらにせよ、死亡フラグは立っていたんだね。そりゃ、アンドレも同様で、失明寸前で、もうボロボロ。

そういう二人のボロボロの姿が、現時点のフランスのボロボロぶりと重なるのかもしれない。

「ベルサイユのばら」第34~36話

第34話「今“テニス・コートの誓い”」

第35話「オスカル、今、巣離れの時」

第36話「合言葉は“サヨナラ”」

国王の言葉に、もはや誰も従わない。という点が印象に残った。言うことを聞くのは、一部の貴族のみ。王族の権威がそこまで失墜しているということで、アントワネットが、無理にでも王族の権威を守ろうとしているのに、無理があるのが見えた。

オスカルの立場は、アントワネットと民衆に挟まれて苦しいところで、いつの世も、最前線はつらい立場だなあ。と思った。上からの命令は無茶ばかりで、現場は苦労するという。

「風の万里 黎明の空」下巻 小野不由美

読書18.「風の万里 黎明の空」下巻 小野不由美 新潮文庫

ずっと別々に語られていた3人の少女の物語が、最終的に一つにまとまる。その気持ちよさ。小説としては、よくある手段なのかもしれないが、それでも、ラストシーンの陽子の初勅に、今までの物語に描かれていたドラマが集約されていくのは、やっぱりすごい。と思う。