第4話「狸将棋大会」
偶然なのか、意図的に狙っているのか、最近は、将棋がブームだね。狸の世界でも将棋をやってる。金閣銀閣のせいですぐに壊れちゃったけど、タヌキたちが駒になる将棋は、もっと見ていたかったと思った。
矢一郎兄さんと玉瀾の恋物語。なかなか初々しくて、いいんじゃないかと。
第3話「欧羅巴の香り」
おかえりなさい、弁天さま! たびに出ていると言うので、もっとギリギリまで引っ張るのかと思ったけど、意外と早く戻ってきたな、という感じはする。しかし、この物語にはやっぱり弁天様は、必要不可欠な人物だと思う。
追い詰められていた矢三郎をあっという間に助けて、天満屋さんを堂々と足蹴にするあたり、彼女の力を見せつけられましたよ。
その分、ラストでは、二代目との一触即発の危機! というところで引いたから、続きが気になって仕方ありません。二代目、弁天様相手にむちゃしすぎだよ、大丈夫なのか? と心配になるけど、しかし、EDを見ると、意外とこの二人のカップルでうまくいくんじゃないかという予感もあるね。そうなるなら、我々は今、二人の馴れ初めを目撃しているということになる。貴重かもしれない。
夜空に浮かんだ月を、「きれいな月だこと」とさらりと手で掴んで、弄んでいるあたり、ファンタジー描写は相変わらず素敵。前作よりさらに磨きがかかった感じがして嬉しいです。続きも楽しみにしてます。
第18話「声」
クーデリアの存在は、いいように周りに利用されているんだなあ。というのは感じた。使えるコマとして、みんな彼女に近づいてくるのか。どういう風に盤面が動いていくのか、全体像はよく見えないんだけど。
なんだかクセのある新キャラが何人も出てきた。漫画チックに描くのはいいけど、世界観が壊れてこないか、ちょっと心配になったぐらいで。
仮面の人は、意外と早く正体を明かしたんだね。物語的には、もっと隠しておくのかと思っていたけど・・・。
第16話「フミタン・アドモス」
第17話「クーデリアの決意」
好んで、革命の旗頭になりたがるクーデリアの気持は良くわからない。火星の人々が虐げられているのはなんとなくわかったつもりだったけど、コロニーの連中は、そんなに切羽詰まっているように見えないからかな? 組合活動のおじさんたちが、どこか脳天気に見えて、過激派でもないし、どちらかと言うと何も考えてないアホのように見えちゃうのが難点。こんな連中が扇動したことによって、巻き込まれる市民が大迷惑。鉄華団も大迷惑。にしかなってない。
こんな連中、放っておいて、とっとと地球に向かおうぜ、ってのが、正解なんじゃないだろうか? いまひとつ、クーデリアが戦っている相手が見えてこないから、わかりづらいんだけど。
第15話「足跡のゆくえ」
テイワズから運ぶように言われた積み荷に、武器弾薬が入っていて、それを依頼したのは、クーデリアの支援者であるノブリス・ゴルドン。ってことは、テイワズとノブリスもつるんでいると見ていいのかな? クーデリアはどこまでも利用される立場で。フミタンをクーデリアの監視役として置いたのも、ノブリスだと明らかになった。
味方に見えた人もみんな敵だと解釈すべきか、子供なんか、常に大人に利用される立場なのか。
労働者の暴動も統制局によって、予定されたもので、そうやって、詰将棋のように世の中が動いていく。それを垣間見せてくれたのは面白いと思う。
ただ、仮面の男の登場は、恥ずかしいだけだな。声が同じだからマクギリスっぽいけど、なんでわざわざ仮面をつけなきゃいけないのか。