星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アトム ザ・ビギニング」第2話

第2話「ベヴストザイン」

原作を読んだときにはあんまり気にしなかったんだけれど、改めてアニメで見て、この話って、こんなにゆうきまさみっぽかったっけ?? と、気づいて、びっくりした。確かに、ストーリーコンセプトは、ゆうきまさみにはなっているけど、どこまで絡んでいるやら、漫画で読んだときには全然わからなかった。

漫画版が、ゆうきまさみ色を消しているのか、アニメ版が、ゆうきまさみ色を強く出しているのか、どっちなのかは知らないけど。

怪しい変質者のような格好をしたロボットが、少女を襲い、それをシックスが助けたりすると、なんかゆうきまさみだ。あるいは、それがSFとして定番の展開なのかもしれないけど。

ゆうきまさみっぽく見える分だけ、どこか古臭く感じるんだなあ。と思う一方、それでも、襲われた蘭をシックスがかばって助けに来るシーンには素直に感動した。いいね、いいね、ロボットはやっぱりこうあって欲しいよね。と、にやにやして、喜んじゃうみたいな感じ。

アクションシーンが多かった分だけ、見ごたえがあったし、やっぱ、こちらが困ったときに、さっとやってきて、助けてくれるロボットの存在は素直に嬉しい。シックスがかっこよくてよかったよ。1話よりも面白く感じて嬉しい。続きも楽しみにしてます。次回を待ちます。

「アトム ザ・ビギニング」第1話

第1話「鉄腕起動」

原作は全巻既読(現在、第6巻まで)。アニメ版は、原作よりもエピソードを若干追加して、どことなく、古い感じの演出で淡々と進んだ感じ。悪くはなかったけど、あんまり今の時代にはそぐわなくて、アニヲタにも下の世代にも受け入れられないんじゃないかとちょっと心配になったぐらいで。

個人的には気に入った。声優さんもイメージ通りだし、良かったんじゃないかな。中村悠一の壊れっぷりがいいな。と思いました。続きも楽しみです。次回を待ちます。

「舟を編む」第11話

第11話「灯」

最終回。きれいに終わったと思うけど、この作品の難点は、最後まで見ても、辞書づくりの大切さ・・・というのが、伝わってこなくて、そんなに辞書ってすごいものなんだろうか?? と、未だに思うことで。いくら松本先生や馬締さんがもっともらしいことを言っても、辞書は人と人をつなぐ船だとかなんとか、抽象的すぎて、よくわかんないし、説得力がゼロだってことですね。それを言い出すと、身も蓋もないんですけど、実際そうなんだから、仕方がない。

これが外国語の辞書なら、異なる国の人々と交流を深めるため、語学学習のために大切なものだという話もわかるんだけれど、この場合、国語辞典でしょ? 国語辞典って、今の時代に必要性があるのだろうか?

必要以上に丁寧な言い回しを覚えても、そんなに役に立つものじゃないし、辞書なんか引いている暇があったら、その分だけ多くの人と会話すべきじゃないの?? という感じがする。

この作品で伝わるものがあったとすれば、コミュ障の主人公にも居場所があって、やりがいのある仕事が見つかって、よかったね。という感慨で、それでも、どちらかと言えば、なんでもスムーズにうまく行きすぎじゃないか? という気もするけど、まあ、所詮は、物語だからね。こんなものでしょ。という感じ。

アニメとしての演出が見事だったとは思うので、内容よりもそちらを評価したい。きれいなアニメーションで、見ごたえがありました。よかったです。

「舟を編む」第10話

第10話「矜持」

姿を見せないと思っていたら、お婆ちゃんはもう死んでましたか。13年も、14年も経過していれば、いろいろあるよね。

辞書のやり直し作業は、見ているだけで恐ろしい気分になった。あんな仕事はやりたくないと思う。しかしまあ、バイト(?)の人たちが、みんなそろって「辞書の仕事、楽しかったです!」と言ってくれるのは、やっぱり、ここが夢の世界だからという感じがする。誰か一人ぐらい、「やってられるか!」と暴れだしそうなものだけれど、そんなエピソードを入れたら、話がややこしくなって、先に進まないかな? とも思う。

松本先生の入院シーンが入ったのが、たぶん、伏線だろうという感じはする。大渡海の完成に間に合うのか間に合わないのか、次回を待ちます。

「舟を編む」第9話

第9話「血潮」

西岡さんが馬締さんのラブレターのコピーをこっそり隠しておいたのは分かるとしても、随分と回りくどいことをするなあ。と思った。わざわざ「夜間飛行」のタイトルを出したからには、そこに引っ掛けを入れたいんだろうなあ。という感じがした。

原作を立ち読みしたけど、原作には「夜間飛行」の本にメッセージを隠したというエピソードはないみたいだし、その部分だけアニメオリジナルっぽい。

一言でまとめるなら、サン・テグジュペリの「夜間飛行」というのは、「どんな大事故が起きようとも、それでも次の飛行機は飛ぶ」という話で、「そうやって仕事はずっと続いていく」という話だったと記憶している。

それを辞書づくりの作業に引っ掛けたかったんだろうなあ。と、解釈してみた。それこそ、随分回りくどいけど、興味のある人は、読んでみてね。という宣伝かな?

あれは、いい作品だった。細かい部分は忘れたけど、そういう印象だけ残っている。

「舟を編む」第8話

第8話「編む」

一気に13年後に話が飛んだのでびっくりした。辞書を完成させるシーンまでやりたいのかな? と思ったけど、前の彼等の物語を知りたかった身としては、ちょっと残念。

新キャラ登場だけれど、ファッション誌の編集をやっていたなら、辞書編集部に異動になれば、そりゃがっくりするだろうという感じもする。

「舟を編む」第6、7話

第6話「共振」

第7話「信頼」

屋上で、缶コーヒーを2人で飲んで、友情を確かめあってるみたいな・・・。確かに、先生の言うとおり、「いつの間にかすっかり仲良くなって」という感じで、ほわほわします。