星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アトム ザ・ビギニング」第12話

第12話「ビギニング」

最終回。原作を読み直しておいたので、大体、こういう形で終わるんだなあ。というのはわかっていたんだけれど、アニメのほうもまとめ方がきれいでよかったと思う。

使い捨てにされていくロボットの悲しみを、淡々としたピアノの旋律で表したのもよかったと思うし、視点をシックスにおいて、彼から見た人間たちという演出にしてあるのも気に入っている。

シックスが見た空の高みにアトムが飛んでいるのも、いつかたどり着く未来の可能性として、夢があって、いいなあ。と思った。多少なり、あざとい気がしないでもないけど、一応は、アトムにつながる物語なんだから。

まだジャンプするのが精いっぱいで、決してそこまでたどり着くわけではない。というのがかえっていいと思うんだ。いつかたどり着くように、そこに向かって手を伸ばす。そんなラストがよかったと思う。

「アトム ザ・ビギニング」第11話

第11話「対話」

順調に面白い。ロボレスバトルロイヤルの経過、結果は原作通りなんだろうけど、音楽や動きが入っている分、悲壮感が出て、アニメのほうが盛り上がったという気がする。終わったとき、キャラと一緒に感動することができた。

ロボットを作る部品って高そうだし、作る手間暇も考えたら、やっぱり壊しあいをするというのは、もったいないというか野蛮というか、、

ただ、軍事産業のパフォーマンスだというネタが入ってくるのは、リアリティがあっていいと思う。戦争だって、よく考えれば、高い兵器を作って、わざわざ壊しあいをするんだもんなあ。もったいないよね。

「アトム ザ・ビギニング」第9話

第9話「シックス戦闘不能」

今回も悪くなかった。ロボットレスリングをやっているんだから、部品が壊れるのは当たり前で。みんなが助けてくれるのはいいな。

一方で、素直じゃない午太郎が、いろいろ怒ってばかりいるのもかわいくていいと思った。

「アトム ザ・ビギニング」第7話

第7話「蘭とTERU姫」

これは、ダメな回。どうやら、この作品は、いい回とダメな回が、交互に来るみたいで、いいと思うと次はダメだし、ダメだと思うと次はまともな回が来るみたいだ。

今回は、だめな理由を説明すると、そもそも、ロボット研究部になんで女ばっかり? という設定に違和感があるし、蘭の通っている高校は女子校なのかと最初思ったんだけれど、博志がこの学校のOBだというから、そんなはずはないのだ。

メカメカしいものに興味を持って、わざわざ作りたいといい出すのは、普通は男だろうし、たしかに、たまには女性でもそういうのが好きな人もいるかもしれないが、そりゃ、どっちかというと他とは違う変わり者の女性で、それこそ、蘭みたいなタイプだって、たまにはいるかもしれない。と思ったから、蘭ちゃんだって支持してきたのだ。

どうせ、ロボット研究部に所属しているというのなら、同じくらい変わり者の女性を集めていれば、かなりそれっぽくなったかもしれないし、蘭にも仲間がいてよかったね。と思うことができたんだが、画面を見る限り、彼女たちは普通の女の子で、なんでロボット研究なんかしてるの?? という部分に違和感がバリバリなのだ。

ロボット研究をやっている普通の女の子たち・・・などというネタは、たしかに今時のアニメに多いかもしれないが、そりゃ、そういうタイプに見せるように演出されているんであって、何も考えずに、普通の女の子を女の子A女の子B女の子Cと没個性で出してきて、それっぽいセリフだけ言わせているんじゃ、「なんじゃこりゃ?」になってしまう。

他にもいろいろ突っ込みたいところはあったが、長くなるので、このへんでやめる。

「アトム ザ・ビギニング」第6話

第6話「7研壊滅す!」

今回は面白かった。午太郎と博志の友情の破綻を防ぐために、茂斗子さんが頑張る話で、その一生懸命さが結構良かった。こういう日常系の話のほうが普通に面白いみたいで。そんなに違和感なく楽しめたと思う。

まあ、茂斗子さんの胸ばかり、意味深に強調されているのがなんかあざといなあ。と思ったけど、今時のアニメはみんなそうだし、仕方のない範囲かもしれない。