星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「orange オレンジ」第8~11話

第8話「LETTER08」

第9話「LETTER09」

第10話「LETTER10」

第11話「LETTER11」

9話あたりから作画のレベルが落ちて、描写がひどくなってきた。これがうわさになっていたやつか、と、今更ながら、確認した。

物語的には、6人の友情物語がだんだん重くなってきて、なんだかうっとおしい。素晴らしい友情とやらの、無理な押し付けを見ているようで、感動というよりは、なんだかうんざりする感じ。

それでいて、彼らがそんなにまでして一生懸命助けようとしている翔が、あんまりけなげな子に見えなくて、ただの自己中にしか見えないから困る。

健気というなら、須和君のほうがよほど健気で、かわいそうだ。

「orange オレンジ」第6、7話

第6話「LETTER06」

第7話「LETTER07」

原作漫画を読んだ時には、「そういう設定なんだ」と思って、一気に読んでスルーしてしまったが、こうして、アニメで1話ずつドラマ仕立てで丁寧に見ていくと、キャラが生きている分だけ物語の矛盾に気づくというか。いくら見ても、私には翔君の気持ちがよくわからなくて。なんで、彼がそんなに自殺したいのか、その気持ちに共感できない。

母親の死に責任を感じたというが、そんな理由で、子供が自殺するものかねえ? 黙ってみていれば、友達はみんないい人だし、家族も優しそうなおばあちゃんがいるし、好きだと言ってくれる女の子が二人もいて、弁当は作ってもらえる、モーニングコールはしてもらえる。これだけ恵まれた環境にいて、何、ぜいたく抜かしているんだ?? 的な反発が来る。

自殺を考える子供って、普通、もう少し追い詰められた状況にいるんじゃないかと?

ただ、今どきの子供って、一人っ子が多いし、ましてや、ひとり親で、母親と息子の組み合わせだと、異常なほどの結びつきがあるみたいだから、母親には自分がついていなきゃだめだと考える可能性もあるんだろうけど、、、しかし、私はそんな環境に置かれたことがないので、その気持ちを想像できない。よくわからない。

息子への当てつけに自殺する母親に問題ありだと思うが、息子まで自殺すれば、今度は、ひとり残されたおばあちゃんが気の毒じゃないのか? おばあちゃんの気持ちを考えず、心配してくれる友達の気持ちを考えず、自殺するんだったら、こいつこそ、ただの自己中じゃん?? という気がするんで、やっぱ、私は翔君があんまり好きになれないんだわ。

「orange オレンジ」第5話

第5話「LETTER05」

翔と菜穂がすっかり出来上がっていて、リア充してます。高校時代で、これだけ青春していれば、いろいろうらやましい限りだ。

友達がみんな、菜穂のことを思っていて、色々助けてくれたり、協力してくれたり。お互いにかばいあっているのがいい感じ。

未来の私が、ちゃんと須和のことを思っている。その一文を、最後で示したのがいいな。と思いました。そうでないと、救われないしね。

「orange オレンジ」第4話

第4話「LETTER04」

須和君がいい男過ぎて、惚れてしまうわ。こんないい男に惚れられておきながら、それに気づかず、翔君のほうを選ぶとは、主人公ももったいないことをする。というか、それが恋心というものなのかもしれないが・・・。

とはいえ、「菜穂がだめって言ったから、(先輩と付き合うのを)やめた」ってのは、そんなことを言われて、いいのか悪いのか、素直に喜んでいいものなのかどうか。

自分で決められないので、女に判断を仰ぐというやり方はどうなのかね? しかも、口で言わずに、こっそり紙に書いたメッセージだけ、さりげなく隠すように入れておいたっていうんでしょ。なんかやり方がこずるいというか、いちいち相手を試すような真似をするってどうなのかと思う。

そもそも、主人公が悩む以前の問題として、菜穂にモーニングコールだの弁当を作らせるだのさせておいて、その一方で、告られたからと言ってほかの女と付き合い始め、付き合っている女がいるくせに、今度は「なんでモーニングコールしてくれなかったの?」といちいち聞いてくるあたり、どうかと思うよ。

それこそ、聞かなくてもわかりそうなものでしょ? 普通、彼女ができた男にモーニングコールだの弁当だの作っていったら、相手の女の子に悪いと思うじゃん。この場合は、菜穂が正しい。翔君が、どっか無神経で、女を便利に使っている感じ。

こんな男を助けるために、みんなが翻弄されなきゃならないとは、なんだかなあ。という気分になってきた。とはいえ、今どきの男の子なんて、大体、みんな、こんな感じなのだろうか?

「orange オレンジ」第3話

第3話「LETTER03」

順調に面白い。非常に丁寧にドラマを紡いでいるという感じがして、好感が持てる。

ストーリーの流れは、原作通りだったと思うが、消しゴムの中にメッセージを隠す翔君。「顔が好き」という理由で、先輩と付き合う翔君。あんまりいい男には見えないというか、なんて女々しいやつ! という感じがするのは気のせいかな? 須和君のほうが素直にいい男に見えるんだが・・・。

とはいえ、男って、本当に女を顔で選ぶみたいだから、「顔は好き」という答えは、これでなかなかリアルなのかもしれないなあ。と思った。

「orange オレンジ」第2話

第2話「LETTER02」

順調に面白い。作画が乱れていると聞いていたけど、今のところは許容範囲だな。さすがにロングになると壊れるみたいだけれど、メインキャラのアップはちゃんときれいになっているし、問題ないかと。

原作を読み返して比較してみたけど、アニメはちゃんと原作準拠で丁寧に物語を進めているし、多少アレンジして、原作よりもむしろ、ドラマ性が増している感じ。いいよ。

特に、夜に回覧板を持っていくかどうかで悩んでいるお母さんと、明日翔にお弁当を持っていくかどうかで悩んでいる娘の姿を対比させたのはよかったな。と思った。そういう心配性なところが、母親譲りということで。

「orange オレンジ」第1話

第1話「LETTER01」

原作は、全巻既読(現在、6巻まで)。アニメのほうは、あんまり評判にならなかったと記憶しているが、どんなもんだか、見てみる気になった。

少なくとも、第1話は順調。作画もきれいで、原作に似せた絵がきれいに動くのは見ていて気持ちがいい。漫画で紙の上に描かれていた原作のキャラが、アニメだと、確かに声を出してしゃべって、動き回っている。ちゃんと生きているキャラになったなあ。と、なんかしみじみと感動。そういうのがよかった。続きを待ちます。