第１０話「分かたれた道」
まじめな話、第５話の時点で「そのまま（アスランに）連れて行かれちゃいなさい」と書いたのも結構本気で、その方がキラのためのような気もしていたから。
いや、それによって友達の乗った艦が沈められたら、トラウマどころじゃない気もするんだけど。それでも・・。
今話数もかなり難しかったのが、キラはそのまま脱出してアスランの元へ行くことも可能だったからなんだけど、だからこそ、サイが「お前は帰ってくるよな！ キラ！」と叫ぶ演出が必要になってくるんだろうなあ。（そうでなきゃ、話が続かない）（＾＾）；
欲を言うなら、本当はサイのそういう気持ちをもっと前面に押し出して、キラとラクスの会話を立ち聞きしていたカズイがキラに対する不信感をあらわにしたとき、「もっとキラを信じろよ、あいつはそんな奴じゃない！」「俺は信じている」とぐらいはっきりと言わせて欲しかったんだけど・・。
そうすればサイは、今度は彼女であるフレイと友達であるキラとの板挟みにあうことになるし、そこにもそれなりのドラマが出てくると思うんだ。
とは言え、今回の演出は、それなりに気に入っている。やっぱ、キラとアスランが接触するのはポイントが高いかな。
好意を持っていたラクスがアスランの婚約者だと知って、彼女を彼に帰す決意をしたキラ。卑怯な真似を許せなかった彼の気持ちもちゃんと伝わったし。
彼らの別れのシーンはなかなか感動的だった。
次回からは、今度は「艦の裏切り者」として扱われるだろうから、彼の仲間たちがどんな態度を見せてくるかがちょっと楽しみかも知れない。
