星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「灰羽連盟」第4話

第4話「ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥」

やっぱ、この作品のレトロな雰囲気を見るとジブリ作品(特に「魔女の宅急便」)を連想するんだけど、(自転車や風車などのイメージに加えて、今度は時計塔まで出てきたし)ジブリと決定的に違うのは、この作品にはどこか暗いよどんだ闇があるというか、不穏な空気があるね。物語に深く関わるだろうカラスの登場が、それを喚起させるのかも知れないけど。そういうところもまとめて好きかも知れない。

「魔女宅」は本当に夢の中の世界として閉じたまま、まとまった作品だったけど、「灰羽連盟」は、そこから外へ出ようとする少女の物語に見えるから。

高い壁に囲まれている閉ざされた世界から、「あの壁の向こうには何があるのかな?」と想いを馳せる少女のイメージは、私が昔、くり返し書いていた小説のイメージと似ている気がするのだ。そして、私はいまだに外へは出ていない気がする・・。

大体、キャラクターを一人ずつ紹介という形を取っているのかな? 今日はカナの話でした。しかし、時計屋の親父は、この世界のキャラとして少々違和感があったなあ。そう思ったのは、私だけだろうか・・・。