星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「灰羽連盟」第7話

第7話「傷跡 病 冬の到来」

私は残酷なのだろうか。悲しんでいるラッカの気持ちに上手く感情移入できなかった。クウの巣立ちを悲しむ気持ちはわかるような気もするけど、そんな風に落ち込むほどラッカとクウが仲良かったようにはとても見えなかったので。
私としてもクウにはそれほど思い入れがなかったし。それこそこれが、レキが突然消えたというのなら、もう少しびっくりしたし、その喪失感の深さもわかるのだけど・・。

もう少し最初の段階で、クウとラッカの交流をもっと描いてくれていたら印象が違ったかも知れないんだけど。卒業して友達と別れるなんてよくあることだよ・・。と、思ってしまった自分の残酷さが少し悲しいかも知れない。

一方で、レキの辛さや悲しみの方にむしろ惹かれた気がするのだ。最初から「罪付き」として産まれてしまったが故の孤独。
彼女は最初から優しい存在として描かれていたけど、彼女の優しさの裏には、それだけの悲しみと辛い過去を背負っているからなんだね。

その一方で「レキには行って欲しくない」と思ってくれるヒョウコの存在もあるわけで、ラッカを傷つけてしまったと思った彼が今後どう動くかちょっと楽しみかもしれない。