星の原休憩所

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「機動戦士ガンダムSEED」第14話

第14話「果てしなき時の中で」

十二国記」で言うなら「転章」という感じでしょうか?
扱いとしては総集編に近いのだろうけど、今まで説明不足だった基本設定を全部わかりやすく説明してくれました。個人的には非常に満足。

とにかく、コーディネーターという存在が今まで謎で仕方なかったので。彼らがどうやって産まれてくることになったのか説明してくれたのは助かりました。これでやっと物語を素直に楽しむことができそうです。
何となくだけど、制作者側が伝えようとしているテーマもかいま見えた気がするし・・。彼らの中にある確執、差別意識・・というのは、思いの外、重要な要素だったんですね。本当に人と人は分かりあえないのか? なんとなく、ガンダムっぽくなってきたじゃないですか。(^^)

そうすると? あの二人はもしかして、堀さんキャラ(名前忘れちゃった)の息子?? あるいは、彼と同じパターンで作られたプロトタイプのコーディネーター??  そうなってくると、彼らを産み出した存在との戦い(父親と息子の確執)もテーマになりうるし、あるいはキラとアスランを物語のメインに据えておいて、制作者側が本当に描きたいのはクルーゼとフラガについてなのかも知れませんね。キラとアスランは、クルーゼとフラガの影なのかも。(影というか、現時点では逆だけど)

それとは別に登場した双子の赤ちゃんの存在も気になるところです。やけに意味ありげに出してきたけど、誰と誰なんだ? まだまだ隠しキャラの存在がありそうですね。意外なほどに伏線が張り巡らされていそうで、続きが楽しみになってきました。

今回からのOPについてですが、個人的には前の歌の方が好みだったかな? 新しい方も悪くはないけどね。女性ボーカルより、男性ボーカルの方がたくましさが出るので、「女々しい作品」と揶揄されがちな「SEED」には、逆に男声でメカものらしく、格好良くやって欲しかったんだけど。まあ、変わっちゃったものは仕方がない。これもそのうち慣れるでしょう。