星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「魔法遣いに大切なこと」第1巻

■「魔法遣いに大切なこと」第1巻 山田典枝よしづきくみち 角川書店ドラゴンコミックス

コミックスでは、今年の2冊目。

風邪ひいてダウン。私が寝ている間にダンナの方は最近始まった新番組を全部見ちゃったそうです。悔しい〜。
仕方がないので、病床でマンガを読んでました。

しかし・・期待した割にあまり面白くなかったですねえ。原作のストーリーがマンガっぽい話なのに、絵の方はやたらリアルだからバランスが悪い感じがする。

リアルな現実世界の中に「魔法」という虚構を描かなければならないんだけど、その「ウソの付き方」が下手でしらけちゃう。
この世界において、「魔法」とはどういうものなのか? という設定部分を描くことは一番大切な部分だと思うのに、親切にしてくれたお礼にと言って大金を魔法で出しちゃうってのはいくらなんでも・・・。(聞いた話では、アニメ版ではそのシーンは直されているみたいですが・・・)

感動的なストーリーにしようとする作者の意図は見えるけど、それにしてもストーリーが平凡でいかにもありがちなものだし、個人的にはもう一工夫、感動できるひねりが欲しい。でないと、読んでいてもちょっと苦しい。

アニメ版がこの原作をどう料理したのか、すごく気になるけど。さて?

【補足】
悩んだ末、★マークの五段階評価をつけるのはやめることにしました。かえって自分の首を絞めている気がするので。感想だけでいいや・・。