■「もっけ」第2巻 熊倉隆敏 講談社アフタヌーンコミックス
妖怪ものと言えば退治するパターンがほとんどなのに、この作品では妖怪たちはすぐ身近の日常に当たり前のように存在する。
そして、見えない人のまったく気づかないところで、ささやかに人間たちの生活に関わっている。
「見えてしまう」姉と「憑かれやすい」妹のほのぼのとした日常の身近な題材でいろいろと考えさせられる部分があるから、この作品は好きだ。
こういう作品って、現代を舞台にすると一気にうさんくさくなることが多いのに、この作品ではしっかりと妖怪たちが我々の社会の中に息づいている。それが見事だと思いました。オススメです♪