第48話「怒りの日」
いよいよ最終戦争、勃発か? 私も長年アニメを見てきたが、最終兵器を撃ち合って全滅! という危機的状況をここまできちんと描いたアニメを見た記憶はない。と言うか、思いつかない。なにかあったっけ? 案外、あるようでないんだよなあ。
今回は、これでもかと別れのシーンを描いてきたけど、一体、何人生き残るだろう? この展開だと、下手すると誰も助からないんじゃないか?
少なくとも、息子に別れのキスをしたイザークママは確実かな。
「君は俺が守る」と言い切ったアスラン、かっこいいです。アスランxカガリの組み合わせは素直に好きかな。カガリのおかげでアスランは変わった・・というのもあるだろうから。
「あいつは弟だ」と言い張るシーンもかわいくて良し★
それに比べると、キラxラクスのカップリングはやや唐突な印象を受ける。この二人の接近ぶりを今までの話数で描けてこなかったのはちょっと残念。ラクスが一体、いつ、キラを好きになったのかわからないので。
それでも、別れのシーン。死を覚悟した辛い想いを見せまいとして、ラクスに笑顔を向けたときのキラの表情は絶妙でした。見事な作画だったと思う。
マリューさんに関しては、「過去の男」の影を出してきたので、これでフラガまで死んじゃったらあまりにもかわいそう・・と思えて、辛かったです。フラガ大佐(←じゃないけど、つい・・)一番、死ぬ確率、高そうなんだもん。(><)
「じゃ、やめれば」のミリアリアは、その冷たさがいい味を出してました。最近、トールxミリアリアネタの同人誌を読んだばかりなので(これがまた泣ける話だったのだ)、あまりあっさりディアッカとできあがっちゃ、やっぱトールがかわいそうだもんね。通信を切ったりつけたりする演出でミリアリアの気持ちを表現したのはなかなかよかったです。
「人は人殺しに慣れるものなんだ」というバルトフェルドの言葉が重く聞こえました。一度やってしまえば、歯止めがきかなくなる怖さ。大量殺人兵器なんて、そもそも作っちゃいけないんです。
この作品を見た人が、その想いをきちんとかみしめてくれればいいな・・と思います。何しろ、現実が、かなりそれに近づいた気がするので。決してこれは他人事の物語ではないんだということ・・。
さて、残りあと2話。楽しみです。(^^)