星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダムSEED」第49話

第49話「終末の光」

しょっく・・・。フラガが死んでしまった。(;_;)
いや、死ぬんじゃないかとは思っていたんだけど、せいぜいクルーゼと撃ち合って死ぬとかそういうのを想像していたので、まさかマリューさんの目の前でアークエンジェルを守りながらの壮絶な最期だとは思わなかった。あんまりだ。

かわいそうに。かわいそうに。かわいそうに。かわいそうに。(;_;)
マリューさんがかわいそうだ。だから、悲鳴のような彼女の叫びが耳に残って、辛くて、涙が止まらない。あまりに痛ましくて・・。うううう。
私はフラガのファンじゃなかったから、彼の死がどうというわけではないのだけれど、あんな形の恋人たちの別れを見るのが苦しいのだ。しかも、二人目・・・。

今回は、そしてナタルの最期も描かれた。こちらも決して好きなキャラではなかったんだけど、あまりに痛々しい最期だったので、見ていて悲しかった。
ナタルというキャラクターの役割がずっと読めなかったんだけど、こんな風に最終段階で、マリューとの決裂を描き、さらに互いに戦いあう二人・・を描いてくるとは・・・制作者側にしてやられたという感じ。
この作品では、とことんまで、そういう「戦わなくてもいい人たちの戦い」を描き続けていたんだなあ。

そうして、「戦いのむなしさ」と「何のために戦うのか?」という問いかけをずっと続けていた。それは、最初から最後まで一貫して描かれたこの作品の大事なテーマだった。

こういったキャラクターたちの戦死する姿を目の当たりにすると、「どうしてこんなことになってしまったのか?」という想いが、痛烈な響きで胸に迫る。
狂ったようなクルーゼの笑いもいい。関さんの演技が実にすばらしい。

来週は最終回だけど、「終わらない明日」というタイトルに不穏なものを感じます。残りのキャラクターたちのうち、果たして生き残るのは誰か? 物語はどういう結論を持ってくるのだろう?

来週は、時間帯の変更に注意! 続きを待ちます。