星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「星界の戦旗2」第5話

第5話「叛乱」

先日、DVDが半額で売られているのを発見したので、「戦旗2」全5巻を購入しました。これでようやく続きが見れます。(^^);

サッカーワールドカップの時の大騒ぎや今年の阪神優勝騒ぎを見ていたら、正直、人間の集団が怖しくなりました。
人口密度の低い田舎に住んでいたときにはあんまり実感がわかなかったんだけど、今は外れとは言え横浜に住んで、人の多さに辟易した後だとしみじみとわかる。
都会に住む大量の人間たちが一斉に騒ぎ、暴動を起こしたりしたら、どんな悲惨な結果になるか・・。想像したら気持ち悪くなりました。

今回は、いよいよ叛乱が起こったという展開。そういう意味で、その戦闘シーンが非常にリアルに見えました。「女たちをよこせ!!」と叫びながら、銃を向けてくる人たち。(一方の女性たちが、みんな胸を強調するような挑発的な格好をしていることは対比として面白いです)こういうシーンをアニメだからと他人事のような顔で見ていていいんだろうか? という気になりました。

そして、そんな状況下で「最後まで自分の役割を果たしたいから・・」と、ロブナス2に残ることを決意するジント。
「英雄的好意でもなんでもない」「自分がそうしたいから」「それが自分の役目だから」というジントの覚悟に胸を打たれました。

彼が「家族の生き別れ」を誰よりも気にかけていただろうことは間違いない。彼は身をもってその痛みを知っているから・・。その苦しみを知っている人だけが、それだけの決意をすることができるのかもしれない。

「サムソンさんにはサムソンさんの役割があるでしょう」と自分の護衛は要らない・・と彼をバースロイルに帰したその別れのシーンが胸に迫りました。

それぞれが自分の役目を最大限に果たすために、行動している姿は立派です。
原作を読んでいるからラストまでの展開を知っているのが、つくづく残念。この作品についてもこれからゆっくりと見ていきたいと思います。