星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新選組!」第6話

第6話「ヒュースケン逃げろ」

面白かったです。そりゃ、史実と照らし合わせれば滅茶苦茶かもしれないけど、言っていることは実にわかりやすく伝わるじゃないですか。

史実については、あとできちんと本当はどうなのか自分で調べて、勉強すればいいだけのことで、この場合はドラマはドラマとして楽しめばいいと思いますよ。いっそ、ここまで「フィクションです!」と強調してあれば、逆に潔くていいと思うけどね。(^^);

「闇討ちは武士のすることじゃない」と、言い切り、それを防ぐために必死の説得を続ける。勇のまっすぐな性分が見て取れる。今までの話数もみんなそうなっていたけど、彼は本当に純粋で、素直だ。その正直な言葉にみんなが心を動かされていく。これで永倉さんも仲間に加わったと言うことでしょうか。

ただ、そういう純粋な彼が、どうして新選組を結成し、やがてその崩壊を見ることになるのか? 今後のドラマの流れが楽しみです。今のところは、全く汚れていない、ただ武士に憧れる気性のいい若者なのにね。

ヒュースケンのセリフもなかなか考えさせられる。
「もっと自分の国に自信を持ちなさい。何故、異国人に対して怯えた目を向けるのです」

それにしても、「井の中の蛙、大海を知らず」にその先があるとは知らなかった。「されど、空の高さを知る」
調べたけど、「空の深さを知る」「空の青さを知る」というバージョンもあるみたいです。今回の物語のまとめとして、ちょうどぴったりなことわざだったと思います。お見事。