第4話「謎の住人沙由里登場でドッコイ」
この作品のどこに癒しを感じるんだろう? と思ったんだけど、たぶん、まずOPだな・・と気づいた。
青空から始まって街並みの遠景が広がる最初の構図とちゃんちゃちゃ、ちゃちゃーちゃー、ちゃんちゃちゃちゃちゃーちゃー♪で始まるメロディラインが、落ち込んでいる気分を妙にすんなり癒してくれる気がするのだ。
似たような経験をどこかでしたなあ・・と思ったんだけど、近いのは「鉄腕アトム」の最初のOPかもしれない。ちゃーちゃーちゃーちゃーちゃーちゃー♪と盛り上がる感じで始まり、英語の歌詞が入って、いつもきみのそばにいるよ♪ とつながっていくあのメロディラインだな。つくづく歌が変わったのは残念だった。今のOPにはそういう効果はないと思うので・・。
作品的には全然違うけど、OPのメロディ効果というのは確かにあると思う。
どこか優しい空気が物語の中に漂っていて、安心して見られる感じがするのだ。殺伐としていなくて、どこかのほほんとした雰囲気がある。
その中心にいるのが、あのおっとりした主人公だけど、この話の魅力の半分は彼が持っているんじゃないかと思う。
基本的にはこの作品もやっぱりハーレムの構図なんだけど、そんなに嫌な感じを受けないからね。
ヒヤシンスは下僕としての彼を求めていたのか? 確かに女のサディスティックな欲望を満足させるキャラでもあるかもしれないけど・・。(^^);