星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新選組!」第9話

第9話「すべてはこの手紙」

なんだか切ないね。涙が出てくる。
赤ん坊と勇の間に割り込むように、手紙が落ちてくるあたり・・。計算された演出だろうなあ。

ここで歴史が変わったんだ・・と思える一瞬でした。そのまま平凡な一道場主でもよかったんじゃないか、とどうしても思ってしまう。彼らが、やがてどういう運命をたどるかと思うと・・。(;_;)

ラストシーンを想像して楽しめるという部分はあるかな。
土方と近藤の別れ際に「なあ、トシ。あのころのことを覚えているか?」「あのころは本当に楽しかったなあ」という流れになるんだろうな。「どうして俺たちは、道を間違えてしまったのだろう?」
あるいは死の間際の沖田総司に言わせてもいいし。もうドキドキ♪

手紙を持ってきたのは山南さんだけど、前々からこの人が近藤をそうやって茨の道に誘っているんだけど、あるいはそのあたりの伏線も生かして山南さんの最期のエピソードに近づけていくのかもしれないなあ・・とちょっと想像しています。自分がしてしまったことの罪の重さに今になって気づきました・・。とかね。(^^);

講武所を追い出されたことが浪士組を結成していくその一因にもなっているけど、この辺は微妙だなあ。近藤勇が一度は推挙されながら、断られたというのは史実なんだろうか?(←確認しました。史実みたいです。参考までに<A HREF="http://www.bakusin.com/kondou.html" TARGET=blank>こちら</A>)

ただ、香取君の悔しそうな目の演技は本当に真に迫ってました。このあたりは本当に見事!

野田秀樹が出てきたときには反射的に大喜び♪ 勝海舟佐久間象山の漫才みたいな会話が面白い。「その発言はわしがもらった」って、本当にこういう会話をしていたらすごいよね。
ただ、本当に互いに親戚だったなら、あるいはこの二人がそういう会話をしていたとしても不思議はないのかもしれない。お互いに互いの考えの影響を受けあっていただろうし。

坂本竜馬が脱藩してもう海舟の弟子になっているというのが、感慨深いですね。竜馬の伝記なら、そのあたりで盛り上げているだろうに、新選組がメインだからさらーっとセリフで流されてしまうあたり・・。ただ、おかげで時代背景は何となくわかるのが助かります。

いやあ、だんだん悲劇展開に向かって走っているようで次回がとても楽しみです! いよいよ京都へ。わくわく♪