第20話「鴨を酔わすな」
芹沢鴨とお梅さんが、実に人間味のあるキャラに仕上がっていて、興味深い。
「うちの居場所はもうどこにもないんよ」と言ったお梅に芹沢が惹かれたわけ。二人が似たもの同士だから・・。
わざわざ他人のいやがるようなことをやって、嫌われ者になるのを楽しんでいるような・・。そういう自棄になっているような姿に、限りない哀愁が漂う。
そんな芹沢とどこまでもまっすぐな近藤とのやりとりに、羽織のエピソードを絡ませたところがうまいなあ・・と思いました。
二人が破局を迎えるときが、ますます楽しみになってきました。
一方で、今回の歴史上の人物ご対面シリーズは、桂小五郎と芹沢鴨ですか。桂役の石黒賢の演技がすてきだ♪ こういうやたら正論を吐く嫌なやつがとてもよく似合います。(^^);
桂さんに言い負かされて、ちょっとへこんだ芹沢さんもなかなかいい。悪のくせに哀愁がにじんでいるこういうキャラは、どうしても乙女回路に反応しちゃいますよ。どきどきどきどき・・・。
あと、山本土方の歌が堪能できたのは嬉しかったな♪ なかなかいい声だわ。聞き惚れちゃいました。
みんないい男だから、つっこむ箇所が満載で、書いているときりがない。斉藤さんについても書きたかったけど、また今度に回します。楽しんでます。(^^)