第4話「熱血のマシュマー」
ジャンク屋としてのジュドーとガロードが重なって見える・・とダンナに話したら、「ガロードの元ネタはジュドーだろう」と頷いてくれた。高松監督は「ZZ」でも演出として参加しているので。「ただ、ガロードとジュドーの決定的な違いは、ジュドーには仲間がいるけど、ガロードにはいないという点だな」と話してくれた。
要するに、子供が一人でジャンク屋をやっているという設定には無理があるから、厳しい人ならそこでまず「リアリティがない!」と否定されるだろう。それに比べると、「ZZ」の設定がいかに丁寧に描かれているか。子供たちだけでどうやって暮らしているか丁寧に描いて、細々とした生活感を出している。
言われてみると、少年たちが集まって、MSを盗む算段をする描写も丁寧だし、マンガっぽいと否定されがちな「ZZ」でも、マシュマーの妄想をのぞけば、結構、現実的なセリフばかりしゃべっている。
まあ、これが「リアル」と言われた富野演出の一環なんだろうなあ。さすがに見事。
ただ、私にとっては、一人きりで暮らしていたガロードが、ティファと出会い、彼女を守ることに生き甲斐を見つけていく過程の方が応援しがいがあったんだけどね。(^^);