71.「風雲児たち」第2巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★
2代将軍、秀忠の物語。正直、家康と家光は覚えていたが、間の2代目の将軍なんて、歴史の授業で習っても記憶に残っていなかった。こんなロマンスがあったとはびっくり。
確かに、あの父親と死んでしまった兄に押さえられて、妻も豊臣家のものでは立場も弱かろう。そこに描かれる人間ドラマが興味深かった。
「運命とは、生命を運ぶことじゃ」「それのわからぬやつが、生命を運ばれる・・と読んでしまう」
「運命とは決してよそから来るものではないぞ。わかっていようがいまいが、自分が決めて、自分で切り開いてゆくものだ」
「命を精一杯使ってゆけ。それを「使命」というのだ」
いいセリフだったので、抜き書きしてみました。(^^);
現在、3巻目を読んでます。このときの秀忠の不倫によって生まれた息子が、後の会津藩を生み出していく流れがわかって感心しました。