星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「冬のソナタ」第5話

第5話「罠」

すごいなあ。この描写は70年代少女マンガだ。ライバルの女の子の意地悪ぶり、罠にはめるやり方って「キャンディキャンディ」になかったか? 一人だけ違う制服!! とか。パターンとしては、それと同じですね。こっちは「私の真似をしたのね!」だけど・・・。
(読んでいないから知らないけど「ガラスの仮面」なんかにもありそうだよね。シューズの中に画鋲とか洋服びりびり攻撃・・・といういじめネタは、そのあたりから始まったと聞いたので)

ヨンさまはかっこいいけど、女の扱いに手慣れている感じは、少々プレイボーイが入ってないか? 近寄ってくる女が多いから、あしらうのも上手いという、口のうまさは頭がいいというよりはやはりそっちから来ているんだろう。

それがわかったので、やっぱりユジンはサンヒョクを選ぶべきだなあ・・・と思いました。サンヒョクの方はユジン一筋で他の女なんかに目もくれないみたいだし、まじめで一途で誠実な人だと思う。私だったらこちらを選ぶなあ。
ただちょっと情けないところがあって、判断ミスが多いし、ヘタレが入っているところが、彼の難点なんだろうな。

親友のチンスクの発言が一番正しくて、ユジンはこの場合仕事を辞めるべきだった。チュンサンに似ている人となんか同じ仕事をするべきじゃない。
それを許して、妙にムキになって「あいつの亡霊なんかに負けない!」と突っぱねているのはサンヒョクの失敗。女としては、そんな変な意地を張らずに「俺だけを見ろよ」と言ってくれる男の方が嬉しいかも? だって、彼女だって昔の彼にそっくりな人を見続けるのは辛いんだから、その気持ちの方をくんであげるべきだと思った。そういうところが今ひとつじれったい。

とは言え、なかなか上手くまとまらない恋愛模様だからこそ、つい見ちゃうのが連続ドラマの醍醐味なんでしょうが・・・。

そういう意味では、確かに昼メロと揶揄られてもしかたがないのかも知れないが、正直昼メロって見たことがないので、どのくらいメロメロすれば昼メロと呼ぶものなのか、私には基準がわからない。
第一、恋愛ドラマ自体、普段ろくに見たことがないので、このドラマが日本のドラマと比べてどのくらい特殊性があるのかも見当もつかないや。本当に日本にはこの手の大まじめな三角関係の恋愛ドラマがもうないのだろうか?