星の原休憩所

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「義経」第37話

第37話「平家最後の秘密」

頼朝の方は、いろいろ頭を使って、相手がこういう風に動くならこうしたらどうだろう? と先の先まで計算して、鎌倉からいろんな指図を送っているのに、受け止めた義経の方は、実に素直に「これは兄上が私のことを思ってのことに違いない。ありがたいことだ」としか受け止めていないよ。

そのあたり、頼朝が弟の性格をまったく読み切っていない点に問題があるんじゃないだろうか?

3種の神器に対して「法皇様が返せとおっしゃるから、お返ししたまで。どうせ返すのなら、いつ返しても同じだろう。それを何故鎌倉殿はお怒りになるのか?」という発想しか浮かばないあたり、義経って実は頭悪いんじゃ?? という気になってしまう。

少し前に「火の鳥乱世編」について調べてみて、そういえば、手塚先生は義経を単純バカの山ザルとして描いていたなあ・・・と思い出したのだ。その時は珍しい斬新な発想だと思ったけど、意外と、その解釈って当たっているんじゃないだろうか? という気分になってきた。

戦のやり方も乱暴だったと言うことだし、「戦なんだから勝てばいいだろ。難しいことは考えられねえよ」って感じの男だったんじゃないかと?
全然間違っているのかも知れないけど、そういう想像するのって、楽しいよね。

タッキーの義経からはそういう粗野な部分は感じられないけどね。むしろ上品で頭のいい男に見えるから、ちょっと印象にギャップがある。

建礼門院徳子さまというのは、壇ノ浦を生き延びたんですね。義経とのやりとりは、駆け引きめいていてドキドキしました。着物の女性が4人並んで頭を下げる姿は絵になってきれいでした。頭を下げるのを見て、こちらもさっと膝をつくあたり、なんかかっこよかったです。印象に残るシーンでした。

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