第20話「巡る命」
「ベルの身に何かあったに違いない!」と叫んで、半狂乱になるアギお兄ちゃんに萌え。とかく、かわいい妹のこととなるとこの人は・・・。
しかし、ベフォールの子どもたちと言えば、外見は子どもでも精神的には大人のはずでしょ? アギも中身は大人の男だと思うと、シスコンと言うよりは、ロリコンに近いなあ。彼もまあ、小さい女の子に「お兄ちゃん、どこ行くの? 行かないで」と泣きながら言われて、さすがに負けたのか・・・。
とは言え、きれいなまとめ方でしたね。転生を繰り返した魂は、もう自分だけのものじゃない・・・という。ベフォールの子どもたちが帰らなければならない場所は、本来なら、彼らを心配している家族の元へだと思う。
しかし、まとめ方はきれいなんだけど、その理屈で言うなら、ヘルガは何処へ行くべきなのか? ソランはもう地球には来れないとわかっているなら、地球にいる必要こそないんじゃないんだろうか? 王女様として、王様の元へ帰ってあげるべきなのでは? ギリシアへ帰って、ソランを弔うべきなんじゃないのかな?
・・・と、考えちゃったんだけど、違うのかな?
理由もわからず、あちこちの木を蹴り倒しているトーマが哀れだった・・・。この子が一番かわいそうだと思う。前世での出来事までこの子が背負う必要はないだろうに・・・。
今はちょっとティナ(ヘルガ)に対して、冷たい気持ちかも知れない・・・。