星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第21話

第21話「デュマ」

少し前の回で、デュマが父親と会話していたが、人物の対比に違和感があったので、てっきり立体映像か何かとしゃべっているんだと思っていたのに、実は目の前にいたんですね。ギリシアの人間はみんな巨人なんですか? 地球人というのは、ギリシア人にとって、ゼントラーディ軍から見たマイクローンみたいなものなんでしょうかね??

それにしても、2億光年も離れているのに、よく宇宙船で地球まで来れたなあ・・・。2億光年と言えば、光の速度で2億年もかかる距離だよ? 普通に飛んだって来れないはずなんですが、やっぱワープ航法とか使ったのかな? そんな距離をわざわざ飛び越えるほど、ティナに執着しなければならない理由はちょっとわからない・・・。

一生懸命、デュマの父親を悪役っぽく描いてますが、「恨むなら、父親を恨め」という言葉の方に共感しちゃって・・・。どう考えても、この場合、一番悪いのは兄の王様の方だろう?? まあ、息子を人体実験まがいに使っちゃったことを思えば、弟だって似たようなもの・・・と言いたかったのかも知れませんが、多少なりと無理は感じる。

地下の大洞窟に侵入したり、ようやく冒険アニメっぽくなってきた。とは言え、物語はもう終わる寸前だし、この作品は「未来少年コナン」のスタッフが作ったとかやたら宣伝していた割に、「コナン」ほどの冒険ものでは全然なかったんだなあ・・・と思う。物語はもっぱら、前世へのこだわりや、ベフォールの子どもたちの謎をメインに描いていたみたいだし、それはそれでいいと思う。謎から謎への伏線を読み解いていくのが、楽しかったしね。

デュマも「姉さん、姉さん」と必要以上のシスコンぶりを見せたが、彼もかわいそうな子どもだったと言うことで、「でも、私は帰らない」と言い張るヘルガの方にやっぱり違和感を覚える。

今までずっと「帰りたい」と繰り返していたんじゃなかったのか? ジムだってアノーアだって、彼女を「その場所に帰らせてあげたい」と望みながら、死んだんだと思うよ。この場合、彼らの意を汲んで帰ってあげるべきじゃないんだろうか?

大体、婚約者のいる身で他の男といちゃいちゃいちゃいちゃしていた姫君がそもそも諸悪の根元なんだよ! と、思って、ちょっと苛立っているんだわ。どうもヘルガに対しては、あんまり同情できないなあ。次回を待ちます。