第五章「晩餐会」
いつも路上でビールを飲みながら雑談しているおじさんだと思っていたけど、ケリーの昔なじみという形で物語の中にリンクしてきた。このあたりの身分の差というのは、どういう具合になっているんだろうなあ? とちょっと疑問に思う。
でも、ウィリアムとエマが仲良く会話していることを考えるに、別に友達になる分には全然かまわないのかな。上流と下流の階級差。
ケリーおばさまは結構好きなので、過去の物語がちらっと語られるのはよかったと思う。
ネックレスをきれいに直してしまったエマの手腕にちょっと感心。なにかと器用な人だなあ・・・と感心するよ。
ウィリアムとハキムの出番が少なかったのはちょっと残念だけど、たまにはこういう話も悪くないか・・・という感じで、ほのぼのとした短編でした。よかったです。