星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「おおきく振りかぶって」第10話

第10話「ちゃくちゃくと」

「おれは、もう怪我もしない。病気もしない。これから3年間、お前の投げる試合は全部、おれがキャッチャーをやるよ」by阿部くん

すげー。大告白に聞こえるのは気のせいかな? すでに腐った脳内変換では、「心配するな。これからもずっと、おれはお前のそばにいてやるから」と、言ったように聞こえるんですけど・・・。だってねえ、そう言う意味だよね? ね?

その会話をなんだか後で聞いているカントク。「うーん。きっといい会話をしたに違いないわ〜」この人は、ほとんど作者代理でしょうか?? 女性ファンを喜ばせるツボを心得ているなあ・・・という感じがしました。

三橋くんの誕生日会に至る流れは、感動的でしたね。西浦の連中って、なんていい奴ばかりなんだ。もはや、いじめられっ子の見ている夢の世界・・・という感じに見えます。

三橋くんみたいな性格のうじうじ少年を、そのままでちゃんと受け入れてくれるなんて・・・。なんだか信じられない世界観だ。しかも、彼が一番言って欲しい言葉を自然にかけてくれる・・・みたいな感じでさ。

そのほのぼのした世界がすばらしかったです。それこそ、深夜枠じゃなくて、この作品こそ、全国の中高生に見せてあげたかったなあ・・・と思いました。これで慰められる人って、多いんじゃないのかな。あるいは、それがある意味、この作品の人気の秘密でしょうか・・・。

いい話でした。よかったです。