第4話「森のリスのSOS」
順調に面白い。なんにせよ、擬人化された動物たちの動きが見ていて楽しい。この作品は、1980年の発表だけれど、そういうところは70年代の匂いがまだまだ残っているなあ、と思った。
70年代には、こういう親子で楽しめるような児童文学系の名作アニメがいろいろとあったんだけれど、最近はすっかりなくなってしまった気がするので・・・。
イタズラ好きのニルスはまだまだ健在。お父さんに怒られても、ふてくされていただけだったけれど、さすがにアッカ隊長が相手だとニルスも素直に謝るのね。木の実をなげっこしてあそんでいたら、森の生き物の食べ物を粗末にするな! と怒られる。そういう部分、なかなか教訓的です。
それにしてもキャロットは、アニメオリジナルのキャラだと思ったが、「かごに入れられた動物の気持ちが、モルテンなんかにわかるもんか!」と叫んで、人間に捕まったリスを助けに走ったけれど、この辺、原作ではどうなっているんだろう? とちょっと気になった。それとも、さっそく、アニメオリジナルの展開なんだろうか?
リスの子供をカゴの中にいるお母さんの元に届けたり、そこにレックスが襲ってきたり、またそういうところがなにげに人間のおばあさんに見られていたりと、いろいろドキドキさせられて楽しかった。続きも楽しみです。