第44話「閉じこめられたバタキ」
これは良作。カラスのバタキが、古い倉庫に閉じこめられる話だけれど、助けに行ったニルスが、出口を作るために古釘で壁に穴を開け始める。その間、ニルスが仕事を休まないように、「お話を聞かせてあげよう」とバタキが物語を始める・・・。
ここら一体は、銅山で、昔は、巨人の男がそれを独占していた・・・と言う話。最終的に、まだ巨人の娘が隠している銅山の場所があるはずなんだ。しかし、その場所は人間には教えられない。ニルスも知ろうとするけれど、教えてはもらえない。その場所を知ったものは、みんな死んでしまうから。
「バタキは、ニルスに助けてもらったお礼に、その場所を教えないのですよ」と言われて、わかったようなわからないような、何かごまかされたような・・・。
とはいえ、緑の山と銅の山とどちらがいいか? と問われて、「緑の山」だと答えるニルス。なんだか深い物語に見えましたよ。気のせいかも知れないけど・・・。