小説・一般32.「天と地の守り人」第二部カンバル王国編 上橋菜穂子 新潮文庫
久しぶりのバルサとチャグムの二人旅。こんな日が来るなんて〜と思って、感無量。しかし、「蒼路の旅人」ではすっかり大人になって・・・と思ったチャグムも、バルサの前では子供に戻るようでなんだか可愛かった。
タルシュに取り込まれているカンバル王をどうやって説得するのか、この男は面子を気にしているだけなのだ・・・というチャグムの怒りと、逆にその姿を反面教師にして(?)チャグムが膝を折るシーンが感動的だった。
南の大陸からの侵略とナユグの異変と、二重の危機にさらされつつ、か細い糸をたどってでも、故国を救いたいというチャグムの想い。その気持ちが報われるといいね。と思いつつ、次巻、最終巻を楽しみにしてます。ハッピーエンドを期待しているんだけれど、どうなることか。さて・・・。
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/05/28
- メディア: 文庫
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