星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「パーム35 蜘蛛の紋様VI」 獣木野生

コミック35.「パーム35 蜘蛛の紋様VI」 獣木野生 新書館ウィングスコミックス

「蜘蛛の紋様」完結編。最後の方はちょっとはしょった風にも見えなくもないが、概ね、満足。今までの物語で空白だった部分が、これでほぼ埋まったのかな。

ジェームスとカーターの背負った過去が、改めて、身にしみます。この過去があるからこその、ジェームスなんだなあ。と思うと、辛いけど。

ジェームスが人生の最後にやろうとしたことがなんなのか、まだ見えてこないけれど、最終章を楽しみにしてます。彼は、この物語世界を救えるのか? あるいは、無理なんだろうか? 結末は明かされているけど、どうやってそこに辿り着くんだろうなあ。続きを待ちます。

「わたしたちのほとんどは、取り立てて救済のために生きているわけではない。たとえ今本当に人類が滅亡の危機に瀕しているとしても、たいがいは身近な雑事に集中し、世界を救うという予定を人生計画に組み込んだりはしない」

印象に残った言葉をあえてメモ。

パーム (35) 蜘蛛の紋様 (6) (ウィングス・コミックス)

パーム (35) 蜘蛛の紋様 (6) (ウィングス・コミックス)