星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦艦ヤマト2199」第11話

第11話「いつか見た世界」

・・・なんかこう、どうしてもガミラス側を悪者にしたくないのね。というのを強く感じる。そのせいかどうか、物語が生ぬるい。甘っちょろいことを言っている古代くんが、ただのバカ男に見えて、どうにも困る。島の方も、自分の思いこみを否定できない頑固頭に見えるし、これじゃ、キャラを応援しがいがない。

昔の「ヤマト」だと、古代くんの両親は、ガミラスの落とした遊星爆弾によって、本人の目の前で吹っ飛ばされているんだが、今回の「ヤマト」にはそのシーンがなくて、兄さんのことしか言ってないから、彼の持つ悲壮感が見えない。あんまり主人公として、目立たないよね。ただの雑魚キャラにしか見えないし、その分、誰を中心にして、見ていいのかよくわからなくなっているんだ。

物語もすっかりオリジナル展開に入ってきて、だんだん魅力が失われていくのを感じる。最初のうちこそ、リアルタイムでテレビの前に座ってせっせと見ていたんだけど、最近は、その元気がなくなってきた。

なんじゃこりゃって感じで、どこかしらけている。

冒頭に出てきたドメル司令のセリフの中に「ガトランティス」という言葉があったので、ちょっとだけおおっと思ったが、それこそ、それだけだったな。オールドファンサービスをちょっと入れてみました。という感じなんだろう。

とりあえず、続きを待ちます。