読書47.「ガイア・ギア」第5巻 富野由悠季 角川スニーカー文庫
なんというかまあ、いきなりちゃぶ台をひっくり返したような投げっぱなしエンドで、いくらなんでもこれはあんまりだろう? 表紙のハダカで抱き合っている二人の頭上に核ミサイルでもぶち込んでやりたいというか、そんな気持ちになった・・・。
まとめきれなくなったので、最終的にはキャラを全員皆殺しというのは、富野がいつもやることだよなあ。とは思うものの、男はまだしも、女性キャラの扱いが最悪で、クリシュナに関しては特に、作者の憎しみがこもっているようにさえ見えた。最初に登場してきた時には、そんなにひどい子にはとても見えなかったので、なんで、こんなひどい役回りをおわされるのかと、ふしぎでしょうがない。
作者の女性不信というか、女性への憎しみが、このキャラに対する扱いに如実に示されているように見えた。間違っても、こんな作品を見て、リアルな女性像を描いているなどと信じないように。
- 作者: 富野由悠季,大貫健一,伊東守
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/03
- メディア: 文庫
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