星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

リー・アンクリッチ監督 「トイ・ストーリー3」

映画13.リー・アンクリッチ監督 「トイ・ストーリー3」 (アメリカ・2010)

これも、古い映画なので、ネタバレ交えて書きますが・・・。

 

アンディが大学にいくことになって、そろそろおもちゃからは、卒業する時期になったということで、おもちゃたちとアンディの別れが描かれるわけだけど。

どういう風に描くのか気になっていたが、結局、アンディはおもちゃたちを捨てたわけではなく、下の世代の女の子に譲っていく形をとって、「ぼくの宝物なんだ、大事にしてくれるかい?」と渡して、さよならしていった。これはこれで、おもちゃたちと持ち主との絆を描き、きれいなまとめかただなあ。と思うものの・・・。現実的には、おもちゃってのは、やっぱり使い捨てだよなあ。と思わないでもない。そのテーマを何度も物語の中ではいれてきているから、難しいところ。

人間はおもちゃたちを捨ててしまうのに、彼らがずっと持ち主のことを思っているという切なさはよくできていた。特に、ウッディは、本当にアンディの事が大好きなんだと。その気持ちだけはよく伝わるから。

おもちゃたちの行き先は、寄付されて、保育園と言うのがわかりやすかったが、保育園がおもちゃたちにとって決して楽園ではなく、むしろ過酷で厳しく、地獄のような場所と言うのが面白かった。小さい子供のおもちゃの扱いって、まあ、どこの世界もあんなものよね。と。

トトロが友情出演しているのが、この作品のポイントかな。アメリカにもあるのね。トトロのぬいぐるみ・・・。

4作目の製作も発表されたし、おもちゃたちは、そのまま新しい持ち主のもとで暮らしているみたいだから、今度は、彼女をメインにして描くのか。公開日を待ちたいとおもいます。