星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

アレックス・ステイダーマン監督 「みつばちマーヤの大冒険」

映画16.アレックス・ステイダーマン監督 「みつばちマーヤの大冒険」 (ドイツ・オーストラリア・2014)

原作小説は未読だけれど、40年前のテレビアニメ版は、子供の頃に好きで、見てました。今回の映画版は、映画館で予告が流れたので、面白そうだな~と、思って、気にしていたのです。

海外製作のアニメのわりに、日本のテレビアニメのキャラデザがほとんどそのままだし、野沢雅子さんの「マーヤー」というウィリーの叫びがそのままで、懐かしかったです。カッサンドラ先生とかフィリップとか、いたなあ。こんなキャラ・・・・と思ったし。もともとの原作にいるんでしょうね。

とにかく、冒頭から圧倒される画面の美しさ。規則正しく動いているミツバチの巣の中と、マーヤが外に飛び出して広がっていく、草花があふれている草原の世界。きれいなんだわ~。

物語自体も非常に面白かった。基本的には、子供向けの冒険物なんだけど、草原ではいろんな危険が迫るし、いろんな虫たちがいて、楽しませてくれました。

キャラとしては、とにかく、フィリップがかっこよかった! バッタの兄ちゃん、頼りになります~。スズメバチの男の子もかわいかったし、ウィリーもいい味を出しているし。そもそも、マーヤのキャラがとてもよい。声優さんの演技も非常によくて、昔の野村道子さんに負けてない。かわいいんだわ。

子供向けだと思っていたから、そんなに期待せずに見に行ったんだけれど、これは大穴だった。面白かった。素晴らしかった。感動しました。いい作品だと思ったんだけれど、平日の昼間の回で、夏休みも終わっているし、観客が、私含めて3人しかいないという。もったいない~。あまりにもったいなくて、もっとみんな見にいくといいのになあ。と思いました。それがちょっと残念です。