星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「うしおととら」第4話

第4話「とら、街へ行く」

うーん・・・。悪いが、どうしても私は、昔のOVA版と比較してしまう。この話数は、確か、昔のOVAでも、同じ話があったはずだから。

役者さんの演技が弱いのよ。あまり声優さんの悪口は言いたくないが、これは完全に、潮の声も、とらの声も、昔の役者さんに負けている。

二人が喧嘩するシーンも全然インパクトがないし、一番肝心なのは、「大丈夫か!! 井上!!」という潮の叫びが、周囲の音にさえ負けて、よく聞こえないじゃないか? 潮の声に、必死さ、切実さ、緊張した切迫感が全然足りてないというのは、この作品にとって、致命傷だと思うんだ。

それとも、これは、音響の問題かね? 演出の問題なのかね? そのへんは、素人にはよくわかりませんが・・・。

周囲の音のほうが大きく聞こえて、役者さんのセリフが弱く感じられる。力強さが足りない。

大塚周夫さんの迫力と比較しては、とら役の声優さんに気の毒だとは思うんだけど。それにしても、佐々木望のほうが、潮の声として、よく響いていたというのは、なんだかなあ。と思うよ。

今のアニメは、声優の質が下がっていると、苦言を呈していた人もいたような気がするが、「うしとら」みたいな熱血系の物語で、主人公の叫びが、切迫して聞こえないというのはまずいと思うんだ。

もっともっと、力強く、必死さを出して、「大丈夫か!!」と心の底から叫んでほしい。私が、音響監督なら、声優さんにダメ出ししたいところだが、それじゃ、ただのうるさいおばちゃんだよね・・・。