読書12.「ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編」 村上春樹 新潮文庫
ええと? 結局、何がどうなったのか、わかったようなわからないような、もやもや感が残るラストでした。主人公はいったい、何と戦ってきたのか、勝ったのか負けたのか・・・。いろんな暗喩から、適当に読み取ってください。という風にも見えるが、案外、作者もあんまり考えてないんじゃないかという気もする。単に満州の本を読んだ村上春樹が、その勢いで筆の向くままに書き散らかした投げっぱなし小説にも見えるんだけど、違うのかな??
あんまりひどい死に方は、したくないなあ。としみじみ思いました。