第8話「行ってらっしゃい」
どうも、こういういかにも泣かせよう、感動させようという展開は苦手。先にも書いたように、これだけ心配してくれる友達が二人もいる時点で、透ちゃんは幸せ。大晦日に心配して電話をくれる時点で、十分に幸せだと思うし、由希くんと夾くんは、結局、透ちゃんを心配するあまりに、両親を放り出して、本家には戻らなかったわけだし。
お正月を一人で過ごすのは気の毒ではあるが、もはや、そういう人たちは、世の中にいっぱいいるんじゃないかという気もする。だから、その部分だけを切り取って、家族がいなくて、かわいそうね。的な展開は、どうにも嫌だな。