映画19.西見祥示郎監督 「火の鳥 エデンの宙」(2023・日本)
ディズニープラスの配信で視聴。全4話に分割されているので、映画としてカウントしていいのか悩んだけど、まあ、いいや。一気に見ました。
原作はもちろん既読。「火の鳥」シリーズは全巻読んでるし、アニメ版も見てますが、正直、望郷編がこんなに見事にアニメ化できるとは思わなかった。思いの外、良かったです。
原作の冗長な部分を削って、新しく作り直した脚本は、ちゃんと筋が通っていて良かったし、宇宙船や移民惑星、宇宙の果の異なる星や荒廃した地球のイメージなど、独特のセンスがあって、素敵でした。
個人的には、チヒロの使い方が良かったと思います。
原作のいろんな部分、「未来編」「宇宙編」「復活篇」などから引用してきているので、原作ファンへのサービスもいいし、知っていたら嬉しいサービスでしたね。
正直、ラストシーンだけどうなのかと思いましたが、これは、展開が違うという劇場版への誘いなのかな? という感じがします。
このスタッフで、「火の鳥」全作アニメ化してほしいな。と、ちらっと思いましたが、まあ、難しいんでしょうね。