星の原休憩所

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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第37話

第37話「雷鳴の闇」

結局、この作品の難しいところは、ディスティニープランの恐ろしさが、今ひとつ伝わっていないような気がするところで、一見、議長の言うことはもっともに聞こえるし、みんなの幸せのためには、少数の犠牲はやむを得ないようにも見えるし、そのための剣になれ。と言われれば、喜んで従う人も多いのかもしれないけど。

少数の犠牲というのが、自分の友だちだったら? 家族だったら? というのが、この場合、シンやルナマリアにとってのメイリンなんだろうなあ。と思う。

命じられたら、それでも殺さなきゃならないか? 大義のためには仕方ないと本当に思えるのか?

遺伝子調査で戦士に向いているから、戦士になったとして、それで、命じられたら殺すのか? 家族を。友達を。

ただ、言われたことに従うだけで、自分の選ぶ自由がないというのがディスティニープランなんだと、私は解釈しているんだけどな。怖いでしょ? やっぱり。