星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動武闘伝Gガンダム」第17話

第17話「対決!謎の覆面ファイター」

前回の話数は、「兄さんは本気で俺を殺そうとした・・。本気で俺を・・。やっぱり・・兄さんは・・」とかつぶやきつつ、うつむいて涙を落としているドモンに、マントをそっとかけてあげるレイン・・という描写で終了したのだけれど、今回のドモンは、今度は「師匠を取り戻す」ために真っ正面から向かっていき、マスターの罠にはまっていきます。いやあ、このドモンの素直な性格がとても好きです。本当に、純粋で一途で真っ直ぐだよなあ。

兄ちゃんでなくても心配するわなあ。

とにかく目的のためなら一直線に向かっていくから、その行動はマスターにお見通しだし、「こっちへ来い、ドモン」とマスターが呼べば、「こっちだな!行くぞ!レイン」とばかりに突き進んじゃうし、そうなっちゃったら「待ってよ、ドモン」とレインがいくら言ったところで聞こうともしない。そんな彼を止めるには、「待て! ドモン」「甘いぞ! ドモン」と叫んで立ちふさがるシュバルツぐらいインパクトのあるキャラを登場させなくてはならないわけで、構図としては結構単純だ。

そのままだと、とにかくマスターを追っかけるドモンという構図になっちゃうから、間にシュバルツを割り込ませて、ストップをかけているんだね。

最初の登場の時からシュバルツは「危ない! ドモン!」とばかりにマスターの攻撃から彼をかばう形で現れたけど、そこには「うちの弟にちょっかいを出したら許さないぞ!」というお兄ちゃん心理がうかがえるわけで、こうしてみるとつくづく堀さんは「お兄ちゃん」役が似合います。(苦笑)

何故に松の木の中に姿を隠していたのか、謎の多いキャラですが、そういうところもインパクトの強さという意味なら師匠に負けていないところがさすがです。