郵便飛行の歴史には詳しくないので、主人公たちが、どこからどこへ向かって飛んでいるのかが、よくわからなかった。サハラ砂漠を超えるからには、ヨーロッパからアフリカ方面に向かっているのだろうか? とも思ったんだけど、南米の地名も出てくるし、大西洋も超えていっているのだろうか? そこに戦争がどう絡むのかも、歴史認識が足りなくて、自分の知識のなさにがっくり来ている。
有名な「愛するということはお互いに顔を見あうことではなく、一緒に同じ方向を見ることだ」というセリフが、この作品に出てくることに感動した。
あと、宮崎駿の解説が、この本の中で、一番わかりやすかったかな~という気がした。人間のやることは狂暴だという。