星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「藍より青し」第十五話「胸懐」

・・・うーん。悪くはないと思うけど、正直、セリフ回しがちょっとくどい印象を受けた。というか、やたら長々とセリフばかり喋っているようで。

おばあさまの着物のエピソードもどうにもつなぎかたが悪いと思うし。
着物を着ておばあさまの想いが伝わるのはいいけど、だからといって、薫くんがその着物を着た女の子に惹かれちゃうんじゃ、それじゃ「呪いの着物」でしょ? 葵ちゃんじゃなくても着物さえあればいいみたいじゃんか。

作り手が描こうとした部分は何となくわかるんだけど、それが上手くいっていないような気がした。

あと、葵ちゃんも薫くんも今回は演技過剰な気がする。
薫くんが葵ちゃんに対して「好きだ」の一言を告げていなかったのは、意外だったなあ。もっと最初の方にあったような気がしたけど。なかったのか。
しかし、ここまで来て今さらその一言をもらえなかっただけで「葵はいつも不安だったんです」と泣き出すのも不自然じゃないかと思ったんだけど。セリフでいわれなきゃわからないものでもないと思うけどなあ。
そりゃあ、女の立場としてはちゃんと言われた方が嬉しいけどね。

着物のエピソードとかつてのアパートに行ってみようとするエピソードが上手く絡まなかったのが残念です。

押入に隠れるエピソードは面白かったけどね。
あと、桜が舞い落ちるシーンはとてもきれいでよかったです。